2015年04月01日

「歯の本数」と「食事」の関係

「歯」の健康は「毎日の食事」に影響する

「うまく噛めなくて、何を食べてもあまりおいしく感じられない」なんてことはありませんか?
「毎日の食事」は、健康な生活の基本です。
そして、食べることに大きな影響を与えているのが「歯」です。歯には、奥歯には奥歯の、前歯には前歯の役割があり、どれが欠けても食べ物をおいしく食べることができません。
今回は、「歯の本数」と「食事」の関係について学んでいきましょう。

歯の「種類」とそれぞれの「役割」

歯は、1本1本大きさや形が異なります。
それは、ものを噛む時にそれぞれが違う「役割」を果たすためです。
歯の「種類」と「役割」は次の通りです。この3つがそろってこそ、食べ物をおいしく食べることができるのです。

歯の「種類」とそれぞれの「役割」

「歯の本数」と「食事」の関係




1.「切歯(せっし)」と呼ばれる前歯

食べ物を噛み切ります。

2.「犬歯(けんし)」と呼ばれる糸切り歯

肉などを引き裂きます。

3.「臼歯(きゅうし)」と呼ばれる奥歯

食べ物を細かくすりつぶします。

「歯の本数」と「食べられるもの」の関係

「歯の本数」と、食べられる食材には大きな関連があります。歯が抜けてなくなってしまうと、しっかりものが噛めなくなり、食べられるものの種類が減ってきます。つまり、18~28本の歯があれば、フランスパンやたくあんなど、かたい食べ物でも食べられますが、0~5本しか歯が残っていないと、バナナやうどんなどやわらかいものしか食べられなくなってしまうということになります。


新庄ほか:老人健康法に基づく歯の健康教育 歯の健康相談の担当者になったら 1989
              新庄ほか:老人健康法に基づく歯の健康教育 歯の健康相談の担当者になったら 1989



「歯の本数」と「味覚」の関係


55~75歳の1518人を対象に行った調査によると、「食事がとてもおいしい」と感じている人は平均20本の歯が残っていたのに対し、「食事がおいしくない」と感じている人は平均11本しか歯が残っていませんでした。このように、歯が抜けると食べられるものが限られてしまうだけでなく、食事がおいしく感じなくなるという調査結果が出ています。

「歯の本数」と「食事」の関係



「健康な歯」でおいしく食べる

たくさんの種類の食物から栄養をきちんと取り入れるとともに、おいしさを楽しむためにも歯はとても大切です。しっかりとケアをして「健康な歯」を保ちましょう。

出典
ライオン株式会社運営ウェブサイト Lidea
ライオン オーラルケアマイスター
平野 正徳 ひらの まさのり



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Posted by さがの歯医者さん  at 09:47 │Comments(0)Topics

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