2011年08月01日

やはり出ました、インプラント死亡事故

歯科院長を書類送検=インプラント手術で女性死亡―ドリル誤操作で大量出血・警視庁
時事通信 8月1日(月)11時26分配信

 東京都中央区の歯科医院で2007年5月、インプラント手術を受けた女性が死亡した事故で、警視庁捜査1課と中央署は1日、業務上過失致死容疑で、執刀した男性院長(67)を書類送検した。同課によると、「過失があったとはいえない」と容疑を否認している。
 インプラントはチタン製のボルトなどを歯根として骨に埋め込みその上に歯を付ける治療。同課は院長のミスで女性が死亡したと判断した。
 送検容疑は07年5月22日午後2時~同50分ごろ、中央区八重洲の歯科医院で、目黒区の会社役員の女性=当時(70)=にインプラント手術をした際、操作を誤ってドリルがあごの骨を貫通、付近の動脈を巻き込んで大量出血させ、女性を窒息死させた疑い。 


やはり・・・出てしまいましたね。

インプラントの術式自体、アメリカやヨーロッパからやってきた治療方法です。
しかも、欧米のアングロサクソン系のしっかりとした顎の骨格の人種において開発された術式です。

日本人の繊細な骨格にはとても無理のある治療方法なのです。

歯を失うと、ブリッジや義歯で咬めるように治療をするという方法がありますが、歯を失わないように日頃から心がけるということが一番大切です。

せめて1年に一度、歯科医院で歯石を取っていただいたり・・・

定期検診で虫歯菌と歯周病菌を除去してもらったり・・・

乳酸菌の服用で虫歯菌や歯周病菌への免疫力をつけたり・・・


こんな小さな心がけが、上記のような悲しい死亡事故を未然に防ぐことが出来るのです。


自分の歯を健康に保つのも、失うのも、皆さんの心がけ次第ということになります。


ちなみに・・・歯の健康を保つことによって医療費を2割カットできるというデータが出ています。

なぜなら、歯周病予防の治療をすることによって内科的な疾患(糖尿病、心疾患、気管支疾患)が改善できるからです。

これを機会に歯の健康について考えてみませんか・・・?



皆様のご質問、お問合せ、遠慮なくおよせください。
このブログ上で受付致します

進歯科医院
院長 進 武彦




同じカテゴリー(歯医者さんのこと)の記事画像
腸内細菌を仲間につけて虫歯・歯周病予防!
舌をキレイに!
本日は休診なり
歯の黄ばみが気になる!
同じカテゴリー(歯医者さんのこと)の記事
 腸内細菌を仲間につけて虫歯・歯周病予防! (2011-09-12 15:37)
 舌をキレイに! (2011-09-01 15:42)
 一年間ありがとうございました (2010-12-29 22:51)
 結構、きてます (2010-12-28 21:25)
 アメリカからの患者様???? (2010-12-27 08:58)
 本日は休診なり (2010-11-11 21:33)

Posted by さがの歯医者さん  at 18:32 │Comments(2)歯医者さんのこと

この記事へのコメント
歯科衛生士になるために専門学校に通っている学生です。
とても驚きました!

またこのようなことが起こらないことを願うばかりです・・・
Posted by 空 at 2011年08月09日 11:52
今回の事件が二度と起こらないようにするためには、空さんのような歯科衛生士さんの力が大変重要です。
なぜなら、歯科衛生士さんが患者様や周りの方に対していつも「歯を失わない方法」を教えて、ずーっとフォローしていけば良いのですから。歯を失うことが無ければ「インプラント」という選択肢はなくなるのですから。

がんばって!!

私含めスタッフ一同、空さんを応援しております!
Posted by 佐賀の歯医者さん at 2011年08月13日 16:15
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。