2011年02月27日
雛のしつらい
3月のひいなの室礼です
昔、幼児は3歳まで生きるのは大変なことだったようです。
3歳になる前に病気でこの世を去っていく子どもも多かったようです。
そのような背景から、「おひなまつり」は3歳まで成長できた感謝とこれからも健やかに育ってくれるようにとの祈りの行事であったようです。
「あられ」は、お米を煎ってつくることから「魔」を「射る」
「さざえ」は栄えを意味し
「くくりざる」は、災いをくくってさる
「きんかん」は大吉を意味し
「はやとうり」まっすぐ伸びる新芽に運の良さをたくし
いついつまでも子供の健やかな成長を祈っていた家族の気持ちがあらわれる室礼です。